低地の熱帯雨林から高山地帯の草地、霧に包まれた高山まで、ウェスタン・ハイランド州は色彩豊かな生き生きした州です。州都マウントハーゲンは、コーヒーと茶のプランテーションで得た富により、伝統的な生活様式が急激に変化した町でもあります。必ずしも常に調和が取れているわけではありませんが、伝統的な生活とモダンな生活が共存しており、マウントハーゲンはハイランド地方の荒々しいフロンティアとの評判を得ています。
マウントハーゲンでは土曜日のマーケットが生活の中心となっており、州内各地からやってきた出店者の交流の場でもあります。このマーケットにはたくさんの野菜、果物、鳥や動物が集まるにぎやかな場所です。人々も明るい色のシャツやスカートを身に着け、髪に草花を挿した人たちもいて、見ていて飽きない場所です。男性は昔から長いあごひげを生やし、女性は鮮やかなスカーフを何枚も身に付け、明るい色の手提げ袋を提げています。ビルムと呼ばれるバッグに女性たちは、赤ん坊から薪まで、何でも入れて運びます。昔は木の皮で作った糸で作っていましたが、現代の女性は合成糸を編んでバッグを作ります。
マウントハーゲンにあるウェスタン・ハイランド・カルチャーセンターでは、伝統的な住居や手工芸品を展示する博物館を見学できます。
マウントハーゲンでは、民族舞踊「シンシン」を見学できる機会も豊富です。マーケットでは、昔ながらの製法で作られたビルムを買うのがお勧めです。民族衣装をまとって歌と踊りの儀式をおこなう部族の集会も見学することもできます。シンシンの儀式を見学する事は1年を通して可能ですが、特にお勧めの時期はマウントハーゲンでショーが開催される8月です。このショーにはハイランドの数百にも上る部族が集まり、それぞれが自分達の部族を現す鳥の羽と花を頭に飾り、身体に塗料を塗って、歌い、踊ります。ハイランドの伝統的な社会構造の豊かさを垣間見る良い機会です。 |