サザン・ハイランドを1935年に発見した探検家達は「パプアのおとぎの国」と名づけました。石灰石でできた高い山々が聳え立ち、その間を深い谷が隔てています。パプアニューギニアで、最も辺境の地で、人の手はほとんど加わっていません。ここでは伝統文化が生きており、特にタリ盆地では、ウィッグメンと呼ばれるフリ族とドゥナ族の男性が手の込んだカツラをまとい、ボディアートを施していることで有名です。彼ら戦士たちは、鳥に対して畏敬の念を抱いており、鳥の羽、花、クスクスの毛皮で飾ったカツラをつけて鳥を真似た踊りの儀式を行います。サザン・ハイランド州の州都はメンディで、州内にはパプアニューギニアで2番目に高い山、ギルウェ山(4,368m)があります。
州内にはキコリ川、エラヴェ川、ストリックランド川の上流部がギルウェ山の麓を流れています。
海外からの洞窟調査隊により既に大変な深さ、長さを持つ洞窟が発見されていますが、今後も探検が進むにつれ、もっと多くの洞窟が発見されることが予想されています。
涼しい高山地方にはフリ族とドゥナ族のウィッグメンが住んでいます。精巧で色彩豊かな衣装で有名な誇り高い戦士達は、鳥に対して畏敬の念を抱いており、鳥の羽、花、クスクスの毛皮で飾ったカツラをつけて鳥を真似た踊りの儀式をおこないます。カツラは妻や子供の髪で編んで作られており、カツラに使用するためのデイジーも栽培されています。黄と黄土色に顔をペィンティングします。女性は、男性とは対照的に、結婚式には黒い衣装をまとい、葬式には青灰色の粘土を顔にペィンティングします。
サザン・ハイランドでは、部族が昔からほとんど変わらない社会制度の下で生活しており、伝統の儀式が堅く守られ、昔ながらの日常生活を残している数少ない地方です。男性も女性も昔ながらの衣装を身にまとい、庭と豚の手入れをし、森で採集した材料で小屋を作っています。サザン・ハイランドの部族が住むおとぎの国ですが、観光客の宿泊施設は、基本的なゲストハウスから豪華な山のロッジまで揃っています。
クツブ湖を見下ろす高台に建つロッジからの眺めは絶景です。このロッジは周辺の森から取った材料を使って地元が建設した快適な施設で、観光客はこのロッジをベースとして人々の伝統的な生活を見ることができます。この辺は、また蝶々とゴクラクチョウが多数生息しています。ここのロッジでは近くの美しい川や滝を見学するツアーも実施しています。 |